理事長（President）
鈴木眞理
一般社団法人日本摂食障害協会　理事長　（関東支部長）
跡見学園女子大学　心理学部　臨床心理学科　特任教授

初代理事長の生野照子先生はその素晴らしいリーダーシップで、当協会の前身である「摂食障害センター設立準備委員会」を立ち上げられ、厚生労働省や医療系国会議員へ働きかけ、2万筆を超える署名を集めて、摂食障害全国基幹センターや治療支援センターの設立に多大な貢献をされました。当初の目的を達成しましたので、「摂食障害センター設立準備委員会」は「日本摂食障害協会」と名称を変え、2016年には一般社団法人化して、自助グループや家族会と連携して、当事者への情報提供と一般社会での啓発活動に取り組んでまいりました。欧米でも、医学的研究や治療方法の学術的な活動を行う学会とともに、当事者やご家族などの支援者に情報提供やサービスを行う協会は協力して活動しています。

残念なことに、去る8月9日、生野照子先生が急逝されました。そのため、9月21日の理事会で、私が本協会の理事長に就任することが決定、承認されました。生野照子先生のご逝去の悲しみは癒えません。ただ、先生の遺志を継ぐことが私の役目と考え、今後も当事者や支援者皆様のニーズに答えるよう活動してまいります。

ところで、協会は、現在、経済的基盤の変化を迫られています。2017年から3年間は日本財団の助成をいただきました。この財団の助成による事業は、その20％は協会の支出が必要でしたので、寄付金や企業からの協賛金など協会の資産を使いました。助成金への申請努力は継続していますが、2020年度は助成金の予定がないので、活動資金は出版物の販売や、有料講演会・講習会で賄うことになります。

これまでのご支援に厚く感謝いたします。今後も、協会の出版物の販促、有料講演会・講習会へのご参加、ご寄付等にご協力いただきますよう、お願い申し上げます。

鈴木眞理